ナマオの四足研究所

~日本四足競技連盟代表のブログ~

【動画】みんなで四足ジャンプ ~Jumping Like a Horse~

お久しぶりです!

最近は遅めの五月病?であんまり気分が乗らなかったのですが、興味深いものを見つけたので紹介しておきます。

 

以前紹介した四足ランナー(と言うよりジャンパー?)の「Jumping Like a Horse」さんが最近投稿した動画ですが……こちらは、何人かの四足ランナーによるコラボ動画となっています。

 


Collaboration Video | Jumping Like a Horse

 

中には、同じく以前紹介したアイラ・キルスティンさんらしき人物も登場しています。

彼女たちがどんな繋がりを持っているのか、詳しいことは分かりませんが、少しずつ四足の輪が広がっているようですね。

 

 

ところで、私が主催している「四足タイムトライアル」ですが、今年も開催するか迷っております。

やるなら7月中には準備を始めたいところですが、コロナ収束の見通しが立たない中、今の精神状態で上手くやれるかを考えると、どうも自信がありません。お金の面でも不安がありますし。

代わりになにかできたらいいなと思ってます……一般募集かけてコラボ動画作るとか

 

自宅で簡単にできる四足歩行トレーニング(初心者向け)

 

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

最近は新型コロナウイルスの流行でなかなか外に出られず、運動不足になっていませんか?

 

そう言う私は運動不足です。

唯一の運動習慣だった卓球はもう一ヶ月以上やっていません。密閉・密集・密接すべてに当てはまるので……プレーしているのを妄想しながらの素振りで我慢しています(これでも半分だけやった気になれるんです)。

 

そんなわけで、ほぼ自宅で体を動かしているのですが、その中で誰にでもお勧めできるものがあります。

 

それが、階段を使った四足歩行トレーニンです。

 

四足歩行はほとんどの哺乳類にとっての基本的な動きです。

私たち人間も、四足歩行をすることで自然な体の動かし方ができるようになり、身体能力の向上に繋がるかもしれません。

 

「階段トレーニング」というと、負荷が強くて辛い印象を持たれるかもしれませんが、実は四足歩行の場合、階段の方が楽に歩けます。

だから誰にでも勧められるトレーニングなのです!

f:id:NAMAO:20200406144842j:plain

左:基本 中央:初心者 右:階段

 

人間は四足動物に比べて脚が長いので、平地で四足姿勢をとった時は、かなり前のめりになります(図左)。

この姿勢に慣れていない初心者の中には、歩く時に膝を曲げてしまって余計に疲れてしまう人が多く見受けられます(図中央)。二足でも膝を曲げたまま歩けば余計な筋肉を使うので、これは当然でしょう。

 

ですが階段を使えば、手足の長さの差が解消されるため、楽な姿勢で歩けます。

初心者でも、綺麗な四足歩行の姿勢が身に付くと思います。

そして慣れてきたら平地にチャレンジですね!

 

 

 

階段を使った四足歩行トレーニン、ぜひやってみてください。

 

世界の四足ランナー2 ~アイラ・キルスティン~

世界の四足ランナーシリーズ二回目は……また女性ランナーの紹介です!

 

これまで多くの四足ランナーを見てきましたが、この方のフォームは特に綺麗です(と言うか、柔らかい)。犬と一緒に走っても遜色ありません。

彼女の名前はアイラ・キルスティン(Ayla Kirstine)。

子供の頃から犬の真似をしているうちに、四足歩行ができるようになったそうな。

 

その1

 

その2


Part 2: Girl running like a Dog / The Human Dog Run / Девушка-собака / Doggirl /

 

 

ジャンプもすごいですよね……

私も子供の頃から四足歩行をしていましたが、こんな高くジャンプできる自信はないです。失敗したら痛そう(||゜Д゜)

 

【動画】四足歩行のイベント・サークルまとめ

 

原始歩き同好会

月に一回集まって四足歩行をする会です。

場所は代々木公園の中央広場。エクササイズ目的なので、初めて四足歩行をする方でも気軽に参加できると思います。

日程等の詳細はTwitterFaceBookで確認できます。参加費は500円。

私が前に参加した時は飛び入り参加OKでしたが、今はどうでしょう。


原始歩き同好会(四足歩行)みんなで

 

all fours GYM

横浜にある、ボルダリングと四足歩行ができるジムです。

ジムの代表は四足歩行のギネス世界記録保持者のいとうけんいち

月に一回、3~12歳が対象ですが、四足歩行教室があります。

 ↓ 9分36秒あたり~


ハマナビ 5月4日放送 横浜でスポーツ!

 

忍者ナイン

忍者ナインと言えば、テレビ番組「世界一受けたい授業」でも紹介された有名なスポーツ教室ですが、その運動プログラムの中にいくつか四足歩行の動きを取り入れたものがあります。

年に一回開催される「忍者甲子園」では、四足大会ジュニア部門のような光景が見られます。


忍者ナイン 紹介動画

 

四足走行100m世界大会(2013年~2014年)

四足走行ギネス世界記録保持者のいとうけんいちが主催する大会。

2013年と2014年に開催されましたが、それ以降は開催されていません。

どちらの大会も地上波全局で放送され、四足ランナーたちにとってはまさに夢の舞台でした。恐らくその時期が四足ブームのピークだったのではないかと思います。

第三回は開催されるのでしょうか。

 ↓ 第一回大会の様子


「四足最速の人類」が記録更新

 

四足タイムトライアル(2019年~)

去年の10月に私が主催した大会です。年に一回の開催を予定しています。

いとう杯(勝手にそう呼んでます)に比べれば参加者は少なく、テレビ放送もなかったのですが、高い競技力を持った人たちが集まりました。

今年はどれだけ参加者を集められるでしょうか。

いとう杯がなくなった今、四足競技がかつての隆盛を取り戻せるかはこのイベントにかかっています。


四足タイムトライアル2019〜四足走行50m測定会〜

 

四足歩行のメカニズムを解明?~東北大の四脚ロボット~

 

四足動物は様々な歩行パターンを持っていますが、どの歩行パターンを使うかは移動速度によって決まると言われています。

一番遅い速度ではウォーク(walk)

少し速度が上がると同側の肢が同時に接地するペース(pace)と、対角の肢が同時に接地するタロット(trot)

そして全力疾走になると、おなじみのギャロップ(gallop)に切り替わります。

 

これまでは四足動物がどのようにして足並みを切り替えるのかが分かっておらず、四脚ロボットで再現する際は、複雑な神経回路モデルが提案されることが多々ありました。

 

しかし東北大学の研究グループは、至ってシンプルな方法で、四足動物のように足並みを変える四脚ロボットを開発してしまいました。

 

こちらがその動画となります。

 ↓


Quadruped robot exhibits spontaneous changes in step with speed

 

ギャロップがバタバタしてますね笑

ややぎこちないですが、速度上昇に応じた足並みの変化がちゃんと再現できています。

 

このロボットの仕組みをざっくり説明すると…

①1本の脚はの構造は1自由度(脚を一本の棒にする…ということだと思います)

②リズミカルな脚の上下運動の生成に、位相振動子というシンプルな振動子モデルを採用(多分、脚の付け根でクルクル回ってる丸いやつ)

③「脚に荷重がかかっている間はそのまま身体を支持し続ける」という制御則をそれぞれの脚が実行する。

…だそうです。

 

1番注目すべきなのは③です。

たいていの四脚ロボットは、あらかじめプログラムして脚間の協調パターンを生成していましたが、このロボットはそれぞれの足が独立して動物のような足並みを生成しています。

協調云々ではなくて、それぞれの脚の機能だけで勝手にそうなるということになります。

 

そういえば、猿の四足歩行(walk)は他の四足哺乳類と肢の着く順番が異なると、以前書きましたね(前方交叉型と後方交叉型)。そしてその理由は、「猿は重心が後肢側に寄っているから」でした。

重心の位置で歩き方が変わるという事実は、③のメカニズムが動物にも当てはまることを示しているように思えます。

 

世界の四足ランナー1 ~Jumping Like a Horse~

 

遅ればせながら、明けましておめでとうございます!

昨年は念願の四足イベント「四足タイムトライアル」があり、久々に四足競技界が活気づいたように感じます。参加者様、協力者の皆様、ありがとうございます。

今年もまた10月頃に開催するつもりですので、よろしくお願いします。

 

 

さて、新年1発目の投稿は「世界の四足ランナー」

Youtubeなどで見つけた四足ランナーたちを紹介していく、新しい連載企画となります。

(用具企画の方は、このところ練習時間が取れていないので止まってます……笑)

 

まず動画からどうぞ!


Jumping like a horse

 

なんと……女性の四足ランナーです。

海外の四足動画を探してみると、意外にも女性が多いんです。この方の他にもたくさん見つかっています。そしてなぜかジャンプ系の動画が多い……なにか流行っているのでしょうか?

 

この方の本名は不明ですが、「Jumping Like a Horse」という名前で四足動画をいくつか投稿しています。その中にはありがたいことに、歩行~走行を丁寧に解説した動画もあります。こちらはまた改めて紹介するかもしれません。

 

「Jumping Like a Horse」さんはインスタグラムでも同じ名前で活動しています。

そしてフォロワーが驚異の5万人超え……!

他にもインスタに四足動画を投稿している女性がいるようなので、やはりなにか流行っているみたいです。

 

我こそはという方は是非、四足ジャンプでインスタ映えを狙ってみましょう。

5万人もフォロワーをつけてくれると、四足を広めたい私としてはめちゃくちゃ助かります!笑

 

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四足歩行が入学試験に!?

 

大学の研究として、四足歩行をトレーニングとして役立てることができないかといろいろ調べていたのですが、その過程で興味深いものが出てきました。

 

なんと、筑波大学附属小学校が、四足歩行を入学試験の一つとして採用しているようなのです。

筑波大学と言えばそこそこの名門ですよね。大学の方は、私も体育専攻で受験したことがあります(室内シューズを忘れて裸足で実技に挑んだ苦い記憶が……)。

 

四足歩行とは言いましたが、実際には「クマ歩き」と呼ばれています。

なぜ入学試験にこれが出てくるのかというと、一つは器械体操で必要となる「手で体を支える感覚」を見るためだと考えられます。それから紹介する動画でも出てきますが、クマ歩きができるようになると、手と足の協応動作が身につくそうです。手と足で違う動きをすることがなかなか難しいとのことで。

ただ、動物はなにも考えずにできているので、本来は協応だとかそんな難しいことではないはずです(それを裏付けるような実験動画を今度紹介します)。人間は手と足の機能が分化してしまっているので、無意識にできないというのはあるかもしれません。

 

↓ こちらはクマ歩きの指導動画です。


筑波大学附属小クマ歩きのコツ【国立小受験】

 

クマ歩きの指導動画はたくさん出てきますが、競技として四足歩行をするならば、この動画の方が言っていることが一番参考になるかと思います。

①お尻を高く

②手のひら全体で支える

③少しだけ先を見る

動画で挙がったこの三つのポイントについては、私も同じ認識を持っています。

③について、ほとんどの指導動画では前を見るようにと言われていますが、それでは前傾姿勢を維持することができないので、スムーズに歩けません。走る場合はなおさら、人間の骨格的な問題(腕の長さ<<足の長さ)が出てきます。時々顔を上げるくらいがいいでしょう。

四足走行は、陸上レーンの白線に沿って走るルールとなっていますが、それは前が見えない、見ていないからです。

 

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