大学の研究として、四足歩行をトレーニングとして役立てることができないかといろいろ調べていたのですが、その過程で興味深いものが出てきました。
なんと、筑波大学附属小学校が、四足歩行を入学試験の一つとして採用しているようなのです。
筑波大学と言えばそこそこの名門ですよね。大学の方は、私も体育専攻で受験したことがあります(室内シューズを忘れて裸足で実技に挑んだ苦い記憶が……)。
四足歩行とは言いましたが、実際には「クマ歩き」と呼ばれています。
なぜ入学試験にこれが出てくるのかというと、一つは器械体操で必要となる「手で体を支える感覚」を見るためだと考えられます。それから紹介する動画でも出てきますが、クマ歩きができるようになると、手と足の協応動作が身につくそうです。手と足で違う動きをすることがなかなか難しいとのことで。
ただ、動物はなにも考えずにできているので、本来は協応だとかそんな難しいことではないはずです(それを裏付けるような実験動画を今度紹介します)。人間は手と足の機能が分化してしまっているので、無意識にできないというのはあるかもしれません。
↓ こちらはクマ歩きの指導動画です。
クマ歩きの指導動画はたくさん出てきますが、競技として四足歩行をするならば、この動画の方が言っていることが一番参考になるかと思います。
①お尻を高く
②手のひら全体で支える
③少しだけ先を見る
動画で挙がったこの三つのポイントについては、私も同じ認識を持っています。
③について、ほとんどの指導動画では前を見るようにと言われていますが、それでは前傾姿勢を維持することができないので、スムーズに歩けません。走る場合はなおさら、人間の骨格的な問題(腕の長さ<<足の長さ)が出てきます。時々顔を上げるくらいがいいでしょう。
四足走行は、陸上レーンの白線に沿って走るルールとなっていますが、それは前が見えない、見ていないからです。
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