ナマオの四足研究所

~日本四足競技連盟代表のブログ~

四足イベント計測ルール

計測イベント「四足タイムトライアル2019」の参加締切があと一週間ほどとなりました。 

quadrupedal-namao.hatenablog.jp

 

一般参加の方にはすでにお知らせしましたが、ブログでも改めて計測ルールを紹介します。

 

①一人あたり2レーンを使用し、2レーン間の白線を跨いで進むこと。
  例:第一走者は1~2レーン、第二走者は3~4レーンの間の白線に沿って進む。
②“左右の手→左右の足”の順で着地すること。歩行(手足交互)でも可。
  OK例:右足→左足→右手→左手……、この逆も可
  NG例:右足→左足→右足…、この逆も不可
  ※ただし、スタート時の一歩目、二歩目は足でも良い。
③スタートの合図より先にスタートした場合はフライングとする。
④上記ルールに反した場合、当該記録は無効となる。
⑤希望者はスターティングブロックを使用できる。
⑥手袋(軍手、グローブ等)を装着すること。靴は運動靴、又は陸上用スパイク。
⑦頭(胸だと分かり辛いため)が50mのラインを越えた時点でゴールとする。

 

一時期禁止されていた二足型(ヒト型)走法については、今回はOKということにします。今のギネス世界記録は二足型で記録したものなので、同じ条件で行きたいと思います。

 

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【動画】イヌの四足歩行~ギャロップ

 

また更新が滞ってしまいましたね(汗

現在、就活に卒業研究、四足イベントの企画と小説の執筆活動と、「四足の草鞋状態」ですので、なかなか手がつけられない状態です。

quadrupedal-namao.hatenablog.jp

 

これからは多少短くてもいいので、ちょっとした発見や日記でも記事にしていきたいと思います。

 

さて、今日はこれまで書いてきた記事の内容をまとめたような動画を発見したので、紹介させていただきます。

 

イヌの様々な四足歩行をスローで撮ったものです。


Canine Gaits : walk , amble , pace , trot , flying trot , canter , gallop

 

walk,amble……歩行に分類できます。イヌなので四肢の着順は後方交叉型です。

pace……ペースが上がった時に見られる歩行。これはまだあまり話していませんでしたね。右前肢と右後肢、左前肢と左後肢。同じ側の肢がほぼ同時に接地します。

trot,flying trot……ペースと同様ですが、こちらは反対側の肢がペアになって同時に接地します。人間の二足歩行に似ていますね。さらにペースが上がると、左右の肢が接地する間に浮遊する瞬間が出てきて、二足走行に近付きます。

canter……これはあまり聞いたことがありませんが、低速のギャロップと言えばいいのでしょうか。肢の着順的には、安定性に優れた交叉襲歩(transeverse gallop)です。

gallop……これがトップスピードの時の走り方です。イヌの場合は直進性に優れた回転襲歩(rotatory gallop)となっております。

 

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現在最速の四足走法を解説

 

予告通り、今日は現在最速の四足走法を解説します。

基本的なことはいちいち解説しないので、分からないことが出てきたら「研究」カテゴリから過去の記事を探ってみてください。

 

はじめに~どんな走法が存在するのか

過去二回の大会の出場者を観察すると、以下のような走法が確認できます。

①指先を地面に付けるだけの二足走行

……速く走りたい初心者にありがちな走法です。手で体重をほとんど支えないので、その分、腰に大きな負荷が掛かります。腰痛に繋がる恐れがあるので絶対にやめましょう。まず、これを四足歩行とは呼びたくないです。

②四足歩行

……歩行なのでスピードは出ませんが、スタミナは節約できます。とりあえず完走したい方向け。しかし人によってはこれでもかなりキツイらしいです。

③カエル跳び(バウンディング)

……両手両足をそろえてジャンプする走法。これも初心者の走法ですが、コツをつかめばかなり速く走れます。また、四足走行の基本となるギャロップの習得に繋がるため、経験者でもこれで練習することがあります。

ギャロップ襲歩

……四足哺乳類と同様の走法。これがスムーズにできたら初心者卒業です。カエル跳びで左右手足の着順をずらすとこれになります。自然界には交叉襲歩と回転襲歩が存在しますが、大会で確認できているのは、馬や猿に見られる交叉襲歩のみ。

⑤ヒト型襲歩

……呼称は私が勝手につけました。物心ついた頃から四足走行が得意だった人は、私の知る限りではすべてこの走法です。回転数の多さと、足が肩幅より外に出ないことが特徴です。詳しくは前回の記事へ。

 

四足走行は歴史も浅く、競技人口もまだまだ少ないので、みんな走り方が個性的です。

また、走り方一つ変えるだけで一気に記録が伸びることがあります。 

今回のテーマである「最速の走法」は、上記の④⑤を組み合わせたようなものです。それでは、どんなものか見ていきましょう。

 

16秒の壁を破った――最新最速の四足走法

その走法が登場したのは2014年の「第二回四足走行世界大会」でのことでした。

当時の世界記録保持者“いとうけんいち”は、毎年約一秒のペースで記録を更新していたのですが、この年は昨年記録した16秒をなかなか切れずにいました。

大会の半年前の計測では前年のタイムにも届かず、一時的な停滞期だったのではないかと考えています。

絶対王者が破れないのですから、16秒の壁を破るのはもっと先になるかと思われたのですが――

なんと、この大会で出てしまったのです。15秒台が。

過去の記事を読んでいる方はご存じの通り、当時高校生だった玉腰活未選手が出した記録です。 

そしてこの翌年。大会こそ開かれなかったものの、いとうけんいちも自身の前年の記録を一秒以上更新し、15秒台を達成しています。

毎年一秒と言っても、20秒を19秒にするのと16秒を15秒にするのは全く違いますから、これまでにないペースで記録を更新したことになります。なにか革命的なことが起きたことは明らかです。

 

こちらは第二回世界大会決勝の映像 。

優勝した玉腰選手が新型の走法を採用しています。

二位のいとう選手は通常のギャロップ。三位と四位はヒト型襲歩です。


Guinness World Records Day 2014 - Fastest 100m on All Fours

 

 

そしてこちらがその一年後、いとうけんいち選手が世界記録を奪還した時の映像。

玉腰選手が使っていた新型の走法を採用しています。


Fastest 100 m running on all fours - Guinness World Records

 

第二回世界大会のいとう選手の走法と比べて、新型の走法がどう違うか分かりますでしょうか?

 

一つ目は、両足が付いている瞬間がないことです。

スキップと普通の二足走行をやってみれば、その違いが体感できるでしょう。

通常のギャロップ(一つ目の動画のいとう選手が採用)は左右の足で着順がズレていますが、あくまでもカエル跳びの延長で、必ず両足が着いてからジャンプします。

対してこの新型走法の足の動きは、二足走行のように、片足がついたらもう一方の足の着地を待たずにジャンプしています。

体が宙に浮く場面が一回増えるわけですから、これで歩幅が若干大きくなると考えられます。

 

二つ目。

新型を採用した二人の右足に注目してみてください。両足の幅(歩幅とは違うのでご注意ください)が肩幅と同じか、それより狭くなっているのが分かるでしょう。

玉腰選手の場合、足を前に運んだ時は肩の外に出ますが、着地する時には肩より内側に収めています。妙に躍動感があるのは、この所為かもしれません。

新型採用後のいとう選手の場合は、足の出し入れこそしていませんが、左足を右足側に寄せることで足幅を狭くしています。玉腰選手に敗れた際のと比べればよく分かります。

二人とも右足だけ外に出し、左足はずっと肩より内側ですね。

 

バランスが悪いように思われるかもしれませんが、そもそもギャロップは左右非対称の走り方なので、これがあるべき本来の姿でしょう。

 

「二足のような足の動き」と「両足の幅が狭い」

前回の記事でも書いたように、実はこの二点、⑤のヒト型襲歩の特徴でもあるんです。

ということは、この新型走法はギャロップとヒト型を組み合わせたものだということです。

 

まとめ

最後に、ギャロップとヒト型襲歩のメリット・デメリットを整理して、なぜ新型走法が優れているのかを説明します。

ギャロップ

・足を体の外に出すことで、足を大きく使える(歩幅の増大)。

・足元の空間が広いため、腹筋背筋を大きく使える(歩幅の増大)。

・足幅を広げ過ぎると、蹴る力が横に逃げてしまう(歩幅の減少)。

【ヒト型襲歩

・手足の動きが前後だけなので動きに無駄がない(回転数の増大)。

・両足の幅が狭いため、蹴る力がまっすぐ前に伝わる(歩幅の増大)。

・足の動きが二足走行(歩幅の増大)。

・両足が肩より内側だと窮屈になり、足を伸ばしきれない(歩幅の減少)。

 

これが新型走法になると、

【新型走法】

・足を体の外に出すことで、足を大きく使える(歩幅の増大)。

・足元の空間が広いため、腹筋背筋を大きく使える(歩幅の増大)。

・両足の幅が狭いため、蹴る力がまっすぐ前に伝わる(歩幅の増大)。

・足の動きが二足走行(歩幅の増大)。

・足の出し入れをする場合はやや無駄な動きが生じる?(回転数の減少)

 

最後のデメリットの代わりに、二つの走法のいいとこどりをした形になっています。

足幅を狭めに取るため、片足だけ外に出す。二足走行の動きを取り入れること。がミソです。

それにしても、歩幅の恩恵がすごいですね。

一つ目の映像では、玉腰選手は31歩で100mを完走。当時通常のギャロップだったいとう選手は34歩でした(両者とも最初の二足ダッシュは含めず)。体格差があるとはいえ、この差です。

 

ちなみに二つ目の映像のいとう選手は、足の出し入れをせずに足幅を狭くしているので、最後のデメリットは無くなくなっています。また、ブログでは回転重視の走り方に変えたとも書かれていました。

なので、新型の走法を採用した後でも歩幅は変わらず、代わりに回転数が増えています。

歩幅が容易に確保できるようになったから回転数を増やしたと、私は解釈しています。

 

ヒト型襲歩――人間に生まれつき備わった四足走法?

 

最近はイベントの告知やら二足の話やらで、四足記事の方をさぼっていましたね。

四足のことを書くと、どうも専門的な話になってしまうので、書き方に悩んでしまうんですよね。毎度毎度、基本的なことから話すのも違うと思いますし、過去の記事を読んでいる前提で書いた方がいいのかな……ある程度の補足は必要でしょうが

 

さて、今日は天性の四足ランナーたちが採用している「ヒト型襲歩(私が勝手に名付けました)」についてお話しします。

 

ヒト型の四足走行

人間には生まれつき四足走行の能力が備わっていると聞いたら、どう思いますか?

四足走行がテレビで取り上げられた時は、素人が四足歩行を実践して、「かなりキツイ」といった感想をよく口にします。これを見たら、四足走行はよほどの筋力がないとできない競技だ――とか思われるかもしれません。

でも、そうじゃないんですよね。

苦手な人は四足の体の使い方を知らないだけです。多分、ハイハイの卒業が早かった人ほどキツイ運動になるかもしれません。

世の中には子供の頃から四足で走っていた人たちが少なからずいます(私もです)が、彼らにとって四足走行は悲鳴を上げるほどのキツイ運動ではないんです。さすがに二足で走るよりは疲れますが……

その天性の四足ランナーたちは、特別筋力が優れているわけではありません。女性も普通にいますし、私なんかは鳥足のように腕が細いです。

 

彼らは他の人と比較にならないくらい“速く”“自然に”走るので、一目で分かります。

四足走行の世界大会が過去に二回開催されましたが、その中だけでも、天性の四足ランナーが四人はいました。

その特徴は、

①足が肩より外に出ない交叉襲歩

②歩幅が狭い代わりに回転数が多い

③両足が接地している瞬間がない

 

ざっとこんなところです。

①について、四足哺乳類はギャロップ(日本語で襲歩)と呼ばれる走り方をするのですが、これは人間の四足走行にも当てはまります。

ギャロップ走行は基本的に二種類あって、そのうちでヒトが採用しているのは馬や猿に見られる「交叉襲歩」です。一応、それについて書いた記事を貼っておきますね。

quadrupedal-namao.hatenablog.jp

 

ギャロップ体幹部を大きく使った運動なので、背中を屈曲させた時に、そのままでは手と足が接触してしまいます。そのため、多くの動物では後ろ足を肩より外側に出すのですが……

例の天性の四足ランナーたちは、全員が足を内側に入れます。

これは多分、ヒトの肩幅が動物のそれより遙かに広いからだと思います。両足を外に出すとなると、かなり足を広げなければなりません。

ヒト以外のほとんどの四足哺乳類には鎖骨がないので、肩甲骨がぺったりと脇にくっつきます。人間は背中に固定されていますね。

ちなみに、ニホンザルの四足走行も、ヒトと同じように足を肩より内側に収めています。猿には鎖骨がありますから。

 

しかし、この足を内側に入れるという走り方。安定はしますが、歩幅はいまいちなんです。

ニホンザルの場合は足が短いので問題ないのですが、ヒトがこの走り方だと窮屈なんですよね。足を十分に前に運べないのが難点です。

その代わり回転数は多くなります。足をわざわざ外に出すよりは、まっすぐ前に運んだ方が早いということでしょう。

これが、②の特徴です。

 

③は、人間特有の足の動きです。なのでヒト型襲歩と名付けてみました。

ギャロップは極端な話、カエル跳びの連続です。着地・離地の順番は左右で違いますが、必ず両足が着いた後で跳躍します。

【通常のギャロップ】左右後肢着地→跳躍→左右前肢着地→跳躍……

ヒト型襲歩の場合は、個人差はあるものの、後肢の動きが二足走行に近い状態になっています。つまりどういうことかと言うと、両足が地面についている瞬間がないのです。

【二足走行】左足着地→跳躍→右足着地→跳躍……

これと同様の足運びがヒト型襲歩でも見られ、

【ヒト型襲歩】左足着地→跳躍→右足着地→跳躍→左右の手が着地→跳躍……

こうなります。通常のギャロップとの違いが分かりますでしょうか?

(厳密には、交叉襲歩は後肢が離地する前に前肢が着くのですが、ここでは触れません)

 

走行というのは、体を宙に浮かせることで、足の長さ以上の歩幅を得ることができます。ヒト型襲歩は回転数重視の走法ですが、左右の足が着地する間に滞空時間を設けることで、欠点となっている歩幅を補っていると考えられます。

 

まとめ

ここまで、天性の四足ランナーを持ち上げてきましたが……実は、彼らが四足走行の頂点に立ったことは一度もないのです。

現世界王者の“いとうけんいち”は、大人になってから四足走行を始めましたが、十年を超える練習で生み出した記録は、天性の才能をもってしても簡単には破れないものとなっていました。

最初のギネス世界記録――100m20秒の記録を知った時は、失礼ながら「5年猛練習してその程度か」って思っていましたが、今の15秒台はすごいと認めざるを得ません。

その15秒台を最初に出したのも、高校から四足走行を始めたという玉腰活未選手でした。彼は通常のギャロップ走行とヒト型襲歩の利点を両方備えた、画期的な走法を身に付け、16秒の壁を破りました。

その後、記録を奪還したいとう選手も、彼の走法を参考にしたと思われます。

 

次回は、その「現在最速の走法」とやらを、私なりに解説してみようと思います。

 

 ↓ 四足走行の計測イベントです。現在参加者9名。

quadrupedal-namao.hatenablog.jp

 

 

 

【修正版】四足タイムトライアル2019

募集中のイベント「四足タイムトライアル2019」につきまして、内容が変更となりましたのでお知らせします。

 

  1. 主催

 四足タイムトライアル実行委員会

  1. 内容

 四足走行の経験者やYouTuberが集まり、四足走行50mの記録に挑戦します。一般の方の参加も受け付けております。四足に自信のある方から、人と違ったことをしてみたいという方まで、どんな方でもお気軽にご参加ください!

※イベントの様子はYouTubeに投稿する予定です。あらかじめご了承ください。

  1. 期日

令和元年10月27日(日)15時~17時

【ウォームアップ】15時20分~15時50分

 各自でウォームアップを行います。希望者には簡単なレクチャーもします。

【記録会】15時50分~16時35分

 スタートを合わせて50m走の計測を行います。時間内なら何度でも計測できます。

  1. 会場

新豊洲Brilliaランニングスタジアム

  1. 定員

先着20名程度。運営に協力して下さる方、経験者の方は定員外で受け付けます。

  1. 対象

どなたでもご参加いただけます。先着なのでお早めにお申し込みください。

  1. 参加費

無料

  1. 参加方法・お問い合わせ

必要事項をご記入の上、下記メールアドレスよりお申し込みください(10月10日締切)。

お問い合わせも下記メールアドレスにて受け付けます。

E-mail <quadrupedal-event@yahoo.co.jp>

【必要事項】

①氏名

②生年月日

③連絡先

④自己紹介

⑤顔写真

  1. 備考

・当日は手袋と運動靴をご持参ください。陸上競技用スパイクも可能です。

・定員に達している場合、当日参加はできません。見学は参加者の同伴者に限ります。

  1. メインスタッフ

《柳 生男》

 第2回 四足走行100m世界大会“第4位”

《玉腰 活未》

 第1回 四足走行100m世界大会“第3位”

 第2回 四足走行100m世界大会“優勝”

 

以上

 

イベントというよりは、YouTubeの一企画のような位置づけになります。

一般の方の参加も引き続き募集しますので、よろしくお願いします!

 

四足走行計測イベントの募集状況

 こちらのイベント――

quadrupedal-namao.hatenablog.jp

 

募集を始めてひと月ほどになりますが、いろいろと変更点が出ているので、募集状況と合わせてお知らせします。

 

現在のところ参加者は、

スタッフ・招待者6名

一般参加1名

となっております。

 

申込締切は10月10日です。

見ての通り、ほとんど仲間内のイベントになりそうなので、内容の変更を検討しています。

練習会の時間はウォームアップに変更し、開会式もなくす予定です。

それから、四足競技を多くの人に知ってもらうためにYouTubeを活用していきたいとも考えているので、

一般向けのイベントというよりは、YouTubeの一企画といった趣旨になりそうです(もちろん、これまで通り一般の方も参加して頂けます)。

新しい要項が確定しましたら、また連絡します。

 

【告知】元ギネス世界記録保持者も参加! 四足走行の計測イベント

 

※イベント内容が変更となりました。

↓ こちらの記事からご確認ください。

 

quadrupedal-namao.hatenablog.jp

 

※以下は古い情報ですので、ご注意ください!

 

この前にも少し書きましたが、改めて告知させていただきます。

動物のように両手両足を使って走る競技「四足走行」の計測イベントを行います。

 

四足走行は2008年に“いとうけんいち”がギネス世界記録を樹立したことで、競技として注目されるようになりました。

現在のギネス世界記録は100mが“15秒71”です。

50mの方は公式記録か不明ですが、調べた限りでは7秒89が最速タイムです。

 

この記録に挑戦してみたいという方、あるいは世界記録には及ばずとも四足が得意だという方に、是非参加していただきたいと思っています。

イベントには、前回の記事で紹介した元世界記録保持者“玉腰活未”選手にも参加していただくことになっています。↓ 前回記事

quadrupedal-namao.hatenablog.jp

 

世界クラスの四足走行を見てみたい方や、指導を受けてみたい方にもお勧めです。

以下が要項となります。

 

【イベント要項】
1.主催
 四足タイムトライアル実行委員会
2.内容
 四足歩行・四足走行の練習会を行った後、四足走行の記録に挑戦するイベントです。
 四足に自信のある方から、人と違ったことをしてみたいという方まで、どんな方でもご参加いただけます。好記録を出した方には素敵な景品もご用意しております!
3.期日
 令和元年10月27日(日)13時~17時
【練習会】13時30分~15時00分
 初心者と経験者に分かれて練習会を行います。初心者には基本からレクチャーします。
【記録会】15時20分~16時20分
 スタートを合わせて50m走の計測を行います。時間内なら何度でも計測できます。
4.会場
 新豊洲Brilliaランニングスタジアム
5.定員
 先着20名程度。運営に協力して下さる方、経験者の方は定員外で受け付けます。
6.対象
 どなたでもご参加いただけます。先着なのでお早めにお申し込みください。
7.参加費
 1000円
 ※スポーツ保険料を含みます。当日受付にてお支払いください。
8.参加方法・お問い合わせ
 必要事項をご記入の上、下記メールアドレスよりお申し込みください(10月10日締切)。
 お問い合わせも下記メールアドレスにて受け付けます。
 E-mail <quadrupedal-event@yahoo.co.jp>
【必要事項】
 ①氏名
 ②生年月日
 ③連絡先
 ④自己紹介
 ⑤顔写真
9.備考
・当日は手袋と運動靴をご持参ください。陸上競技用スパイクも可能です。
・定員に達している場合、当日参加はできません。見学は可能です。

10.メインスタッフ

《柳 生男》

 第2回 四足走行100m世界大会“第4位”

《玉腰 活未》

 第1回 四足走行100m世界大会“第3位”

 第2回 四足走行100m世界大会“優勝”

 

 

新豊洲Brilliaランニングスタジアムは、60mの陸上トラックを備えた室内施設です。

初回ということで、主催者の私はかなり無理をしてこの施設を予約しました。

本来であれば8000円くらいの参加費を頂戴しなければ元が取れません。もちろん、そんな高額にしてしまうと参加者が集まらないと思うので、次回以降は別の会場にするかもしれません。こんな贅沢な所で四足イベントをする機会はそうそうないと思います。

この機会にいかがでしょうか。ご参加、お待ちしております!

 

 

【蛇足】

四足競技はなにかと変な目で見られがちですが……笑

子供の頃は楽しんでやっていた方も少なくないかと思います。

「見た目がキモい」といった評判も時々見かけますが、速く走れるようになればカッコよく見えるはずです(多分)。

私個人としては見るスポーツとしても四足競技は価値があると思っていますし、なんならオリンピック種目になってもいいんじゃないかとも(だって……四足歩行は人間に生まれつき備わっている大切な運動能力じゃないですか)。

この新競技の未来を切り開いていきたい――そんなフロンティア精神をお持ちの方にも、是非イベントに参加していただきたいものです。